前回の記事にて『Apex Legends』『フォートナイト』『Diablo4』などのゲームが
クラッシュしてしまう現象の対処法について記載しました。
結論から言うと、しばらくは安定していましたがまた現象が起き始め、
完全には解決していなかったことが分かりました。
その後も色々調べた結果、やっと本当の原因にたどり着いたので改めて記事にまとめていきます。
本当の原因は、ずばりCPUの熱暴走でした。
Nvidia GeForce Experience の最適化で一時的に解消したようにみえたのは、おそらく全体の負荷が下がったことで現象の発生率が下がったからでしょう。
これはMSI Afterburnerというソフトでゲーム中のCPU温度などを表示させたものですが、Apex中CPU温度が93℃まで上昇していました。
温度はゲーム中の負荷に応じて上下するので、おそらくCPU温度が100℃に達したタイミングでゲームが強制終了していたものと思われます。
この問題を解決するために使用したのが、Extreme Tuning Utility(通称XTU)というインテルが公式で配布しているソフトです。
このソフトは本来オーバークロックや負荷テストなどに使用しますが、CPUの消費電力を制限する機能もあるためこれにより発熱を抑えることができます。
XTUの設定画面はこんな感じです。
「Turbo Boost Power Max」という項目でターボブースト時の最大電力を設定できます。
「Turbo Boost Short Power Max」を下げれば「Turbo Boost Power Max」も連動して一緒に下がります。何Wまで下げるかはお好みで。
設定で「Restore tuning after reboot」にチェックを入れればPC起動時に毎回自動でチューニングが行われるため都度XTUを起動する必要はありません。
ちなみに上記の値を20WにしてApexをプレイしたときの状態がこちら。
明らかにCPU温度が下がっています。
消費電力を落とした状態でゲームに支障はないか?長時間プレイした場合どうなるか?他のゲームでも改善がみられるか?など、追って検証していきたいと思います。
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